チワワの歴史
チワワの原産国はメキシコとされていますが、ルーツについてはいろいろな諸説あり、いまだに解明されていません。古代メキシコにはチワワの祖先とも言われているテチチという犬が存在したそうです。アステカ文明ではテチチは死者の魂を神様の元まで届ける使いをしていたと言われています。 また、チワワはテチチの末裔と毛の無い犬チャイニーズ・クレステッド・ドックの交配により誕生したとも いわれています。19世紀半ばから、アメリカ人によってアメリカ南西部で改良され、現在のチワワの容姿に近づいてきました。1904年にAKC(アメリカ・ケンネル・クラブ)に登録されました。
チワワのスタンダード
ドックショーにおいてはJKC全犬種標準に基づいて審査・評価されます。
スカルは充分な丸みをもったアップル・ドーム形で、頬および顎は肉が薄い。マズルはくさび型で丸みを持ち、鼻筋はまっすぐで適度に短い。鼻は小さくわずかにとがっている。鼻の色はブロンド以外は毛色に準じて暗色ほどよい。歯は白く堅く、レベルバイトまたはシザーズ・バイトである。目は丸くパッチリとしているが、あまり突出しない。両目の間隔は離れている眼色は暗色、ルビー色または明るい色でもよい。 耳は大きいそり耳で緊張した時は立て、休止している時は約45度に開いている。
キ甲は高く発達していて、背は真っ直ぐで短く、尻はわずかにアーチして幅広い。肩は適度に傾斜し、前胸は豊かに発達している。肋は丸みを持ってよく張り、腹はよく引き締まっている。前肢は真っ直ぐで、肘はボディに密着し、パスターンはしなやかである。
(JKC全犬種標準書より)
チワワの大きさについて
世界一小さな犬のチワワですからポケットに入るような小さな小さな犬を想像してる方が多いと思います。「1.5kgまでくらいになる子が欲しい」というお問い合わせもよく頂きます。確かにチワワのスタンダードは1kg~2.7kgで、1~1.8kgが理想と言われていますが実際は2kg~3kgの子の方が多いのです。
2kg台と聞くととても大きな子を想像されがちですが、実際に見て頂くと「思っていたより小さかった」と言われる方がほとんどです。また二ヶ月の時点の体重で大きい子かどうか判断もしにくいものです。大きく生まれた上、早熟で成長過程(通常お引き渡し時点の生後約2ヶ月)では800g~1kgでも、成犬(生後1年)で1.5kg以内に収まる事もあります。
また逆に平均より小さく生まれて、成長過程(約2ヶ月)では500g未満であったのに、成犬時には3kg以上になった例もあります。
また「赤ちゃんを産ませたいので女の子が欲しい」とお考えの方には小さいサイズの子はおすすめできません。
チワワのカラーについて
チワワは全てのカラーが認められているためとても多くの毛色があります。
レッド系の毛色の変化はみごとなものです。黒い差し毛が多く、見た目が真っ黒で生まれた子でも成犬時にはきれいなレッドになってしまうこともあります。